群れからはぐれたこころ
時流に乗れない身体やおもい。
その時代のひびきや、
いま巡り会った生き物たちの命の証を
想うがままに
運ぶがままに形にしてみる。
どんなふうに山を走りたかったか。
どんなふうに川を泳ぎたかったか。
狭い牛舎や
管理されたプールでは到底叶わぬ願い。
あたかも鏡に映った自らの姿。
これからは
どんな拘束も
どんな争いもない世界に連れていってあげてくれ。
山を登り
谷をくだる。
時には
盾となり
時には
刀となる
誰にでもある執われという、しがらむ糸から逃れる相棒として、
ただひとつの思いが運ばれ形になる。
émomomではアートピースとして、二つと無い、
この世にたった一つだけを形で表します。